春の体調不良に注意!①-自律神経

4月になるとだんだんと春らしくなり、暖かい日が増えてきました。穏やかな気候で過ごしやすい季節ではあるものの、実は約9割もの人が心と体に不調を感じると言われる時期でもあります。

今月はそんな春の不調 “春バテ” と改善法についてご紹介します。

 

春に起こりやすい心身の不調


自律神経が乱れると、心と体の両方に不調が現れます。

 

自律神経って?


人間の体内には無数の神経があります。その中で、内臓の働きなどを調整してくれるのが「自律神経」です。

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、自分の意思とは関係なく24時間働き続けています。自律神経には、昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。

「交感神経」は心臓の動きを速くしたり、血圧を上下させて酸素を体のすみずみに送ったりなど、活動に備える働きをしています。一方、「副交感神経」には、心臓の動きを遅くして体をリラックスさせる働きがあります。

通常はこの二つの神経が互いにバランスを取り合うことで、心身の調子が保たれているのです

 

自律神経が乱れる原因


なぜ春は自律神経が乱れやすいのでしょうか?

◆寒暖差

春先は一年の中で寒暖差が最も大きい季節。こうした気温の変化に対応するために働くのが自律神経ですが、気温の変動があまりにも大きいと、それがストレスとなり自律神経の働きが乱れてしまいます。

◆生活環境の変化

春になると、入学、就職、転勤などの新しい環境に対する期待や不安、緊張からストレス状態を引き起こしやすくなります。

◆気圧の変化

高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わるため、身体がついていかず自律神経のバランスが乱れやすくなります。低気圧になると、大気中の酸素が少なくなり、血中酸素濃度が下がって、体もだるくなり、昼でも眠くなったりします。

◆日照時間の変化

時間が短い冬と日照時間が長い夏の移行期間に当たるため、体内時計が「時差ボケ」のような状態になり、眠気を感じやすくなったり、体のだるさを感じたり、疲れが取れなかったりする症状が現れやすくなります。

 

バランスを整えるには


◇生活のリズムを整える

◇栄養バランスの良い食事をとる

◇休養をとり、良質な睡眠をとる

◇体温調節ができる服装を心がける

◇ストレスを解消し、リラックスする

 

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日々の生活に少しの工夫を取り入れて、 春の不調を乗り越えましょう!

 

 

参考:

全国健康保険協会 「季節の健康情報」

養命酒製造㈱ HP

https://www.yomeishu.co.jp/hienotsubo/jiritsu/