朝食のタンパク質不足に注意！！

食事からタンパク質を摂取すると、筋肉では筋タンパクの合成が進みます。
しかし、食事から時間がたつにつれて、筋肉は合成から一転、分解へと移行します。
1日のなかで最も食事の間隔があく夕食から朝食前までの間は、新たなタンパク質の供給が止まってしまう分、筋肉の分解が進んでいくことになります。
そのため、朝食では十分な量のタンパク質を意識的に摂取し、分解から合成へとスイッチを切り替える必要があります。

私たちの普段の食事を振り返ってみましょう。

夕食では、肉や魚のタンパク質が豊富なメニューを取りやすいですが、朝食や昼食では炭水化物が中心となり、タンパク質が不足する傾向にあります。
特に「食べない」人も多い、朝食では、平均すると7～8ｇ程度のタンパク質しか取れておらず、目標摂取量である1食約20ｇには足りません。

実際、朝食を摂らない人ほど筋肉量が少ないことが分かっているそうです。
また、朝食を摂らない子供ほど炭水化物の摂り過ぎになりやすく、肥満が多くなる傾向に。

朝食を欠かさず摂ることはもちろん、タンパク質の量も意識したいですね。
食品から摂ることが難しい人は、プロテイン等も活用して、1食20ｇを目標に摂取しましょう。

参考
藤田聡監修「眠れなくなるほど面白いたんぱく質の話」

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