タンパク質が不足すると太りやすくなる!?

食事制限ダイエットでもタンパク質を抜いてはいけません。

なぜ食事制限ダイエットでタンパク質を抜いてしまうとだめなのかは、空腹時に、人の体内でどのような変化が
起きるのかをまず理解する必要があります。

空腹になると血糖値が低下しますが、血糖値を一定に保つために体内で様々なホルモンが働きます。
そのホルモンのひとつが筋肉を分解してアミノ酸に変換され、エネルギーとして使われます。

ここでタンパク質が体内に入ってこないと、新しく筋肉をつくることができず、どんどん筋肉が分解され、
血中に放出されてしまうのです。

筋肉の減少が基礎代謝を下げるのは明らかです。
また、タンパク質を抜くと食事による満足感も得にくいため、慢性的に空腹を感じやすくなります。
これがストレスとなり、後々、過食によるリバウンドを引き起こしやすくなるというわけです。

定期的に運動している人も要注意。
運動すると糖質や脂質がエネルギー源として消費されるだけでなく、筋肉も分解されて使われます。
ここで運動量に見合ったたんぱく質を補わないと、どんなにハードな運動をしても逆に筋肉が減ってしまうことに。

自分に合ったタンパク質の必要量をしっかり摂ることが大切なのですね。

参考
藤田 聡 監修「眠れなくなるほど面白い たんぱく質の話」

 

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