現代人のタンパク質摂取量は減少中

私たち日本人の現在のタンパク質摂取量をご存じでしょうか?

「栄養失調」と聞くと、自分とは関係のない話を思ってしまいますよね。

ところが、厚生労働省の調査によると、現在の日本人の1日平均のタンパク質摂取量は、
なんと1950年代、つまり戦後まもなくと同水準らしいのです。
もっとも多かったのは1995年。比べると、なんと!2017年は約85%にまで下がっているそうです。
平均の数値なので、余分に摂取している人も多いと思われますが、足りない人が増えているのも事実。

原因としては、無理なダイエットや、中高年のメタボ予防などで、太りそうなイメージのある肉類を
避ける人が増えていることといわれているそうです。

十分にタンパク質が含まれていそうな牛丼でも、タンパク質量は約18gと、平均的な体型の男性の1日の
理想的なタンパク質の摂取量の1/3以下だとか…。

意外と摂取できるタンパク質の量って少ないのですね。
「カロリーは十分でもタンパク質量は不足している」という、「栄養失調」の人は意外と多いのです。

一度、自分の1日のタンパク質の摂取量を考えてみてはいかがでしょうか。

 

参考:
女子栄養大学教授 上西一弘 監修「新しいタンパク質の教科書」